1970年2月20日金曜日

詩誌「ねぐんど」創刊号

詩誌「ねぐんど」創刊号
昭和45(1970)年2月20日発行

会員数 30名
昭和45年(1970年)1月1日現在
 
〔編集後記〕
 1970年、新しい世紀に向かって「ねぐんど」は出発しました。
詩歴の古い人、新しい人達を雄多に来せて未来へ息長く漕ぎ続ける
事を念頭にとの意気込みで創刊号を送り出しました。全員参加のた
てまえもくずれて了いましたが誰でもどんな詩でも出せる詩誌と
して続けて行きたいと思います。              Y生

 人は常に憧れを抱いている。特に、若い世代は憧れを抱いた爆発
物だ。想像を絶するようなエネルギーを秘めている。それが、どん
な形で世に出るかは人によって違うだろうが、とに角、こゝには
詩作を志す人達が集っている。いつ迄も情熱を失わずに、全員が揃
って書き続けたいものだ。創刊の願いは、ただこの1点にある。 S生

 渇して死に直面している人が、やっと泥水を見つけて飲んだとして
誰がそれを嘲けることが出来よう。世に泥水を飲む人の何と多い
こと、詩人とは、泥水を飲まずに清水を探しぬく人だ。清水を探せ
なければ渇して死ぬ人だ。                  M生 



1970年2月15日日曜日

詩誌「複眼系」59号

 2024年4月11日発行 後記 昨年七月、「留萌文学」(湯田克衛・代表)が終刊となった。 六十八年の長きにわたり道北に篝火を燃やし続けた。 同人の高齢化、JR「留萌線」の廃線など地域の過疎化まどには勝てなかった。 当方も半世紀の歴史を刻み、継続を思い悩んだが、小さな、小回りの利...