2024年4月11日木曜日

詩誌「複眼系」59号

 2024年4月11日発行

後記
昨年七月、「留萌文学」(湯田克衛・代表)が終刊となった。
六十八年の長きにわたり道北に篝火を燃やし続けた。
同人の高齢化、JR「留萌線」の廃線など地域の過疎化まどには勝てなかった。
当方も半世紀の歴史を刻み、継続を思い悩んだが、小さな、小回りの利く詩誌
に出来る事はないのか。せめて認知機能の予防にもなるとして継続を決めた。
毎月の例会も定着し、詩の論議をしている仲間の眼差しは生きている。
・・・
(本庄)


2024年1月13日土曜日

渡辺宗子 第一詩集「春をめくる」

 渡辺宗子 第一詩集「春をめくる」
昭和48(1973)年9月 39才

〔跋〕佐藤孝
何でも思い切って、平然とやってのける勇気と決断力を持つ人
事故を超える理性の勝った人
生活している現在を肯定し、なお、そこから脱却しようとする詩
自己の位置を意識し、そこから言葉を投擲する人

 〔あとがき〕渡辺宗子
徹底したことを何一つ出来ない
まわりの好意で、やっとどうにか生きている
がまんできなくなった自分を一枚一枚・・めくってゆきたい
・・朝をめくり、・・草むらをめくり、・・社会のたたみを
めくって本物の太陽に当ててみたい
「ねぐんど」の仲間に迎えられ・・「めくり」の精神が芽生えた











詩誌「複眼系」59号

 2024年4月11日発行 後記 昨年七月、「留萌文学」(湯田克衛・代表)が終刊となった。 六十八年の長きにわたり道北に篝火を燃やし続けた。 同人の高齢化、JR「留萌線」の廃線など地域の過疎化まどには勝てなかった。 当方も半世紀の歴史を刻み、継続を思い悩んだが、小さな、小回りの利...