2024年1月13日土曜日

渡辺宗子 第一詩集「春をめくる」

 渡辺宗子 第一詩集「春をめくる」
昭和48(1973)年9月 39才

〔跋〕佐藤孝
何でも思い切って、平然とやってのける勇気と決断力を持つ人
事故を超える理性の勝った人
生活している現在を肯定し、なお、そこから脱却しようとする詩
自己の位置を意識し、そこから言葉を投擲する人

 〔あとがき〕渡辺宗子
徹底したことを何一つ出来ない
まわりの好意で、やっとどうにか生きている
がまんできなくなった自分を一枚一枚・・めくってゆきたい
・・朝をめくり、・・草むらをめくり、・・社会のたたみを
めくって本物の太陽に当ててみたい
「ねぐんど」の仲間に迎えられ・・「めくり」の精神が芽生えた











詩誌「複眼系」61号

 詩誌「複眼系」61号発行 〔編集後記〕 今年も猛暑が続いた。若い気を出し汗もかいたが打ちのめされた。 闘病生活をする仲間が相次いで亡くなる。世界ではガザの戦火による 死傷者が毎日報道されてくる。「ペンは剣よりもつよし」などと言っても 空しさが走る。世界の賢者たちは何をしているの...